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清志郎さんの命日に寄せて。

今日、5月2日は忌野清志郎さんの命日ということで、今日は、彼が歌った数々の原発ソングの中から2曲アップします。
早いものでこの偉大なミュージシャンが天国に召されてからもう2年が経ってしまいました。
彼を初めて生で見たのは、、当時若者にとって最先端の場所だった東京湾岸エリアにあった、インクスティック芝浦というライブハウスでした。
私がまた20歳くらいで、デザインの専門学校に通っていた時です。
この頃、私はシオンというミュージシャンをきっかけに泉谷しげるさんのファンになり、彼のライブに初めて足を運んだ時に、清志郎がゲストで来ていました。
その後、泉谷さんの追っかけというくらいにライブに通い、泉谷さんの朋友である清志郎さんの歌も自然に聴いたり、ライブに出かけたりするようになりました。

1988年、RC サクセションが「カバーズ」という、全曲洋楽ヒット曲をカバーしたアルバムを製作し、8月6日の原爆の日に合わせて発売する予定でした。 しかし、彼らの所属する大手レコード会社、東芝EMI から発売を拒まれて発売中止となりました。それはもちろん、東芝が建設に関わる原子力発電所を非難する曲が収録されていたためです。発売中止にあたって、「素晴らしすぎて発売できません」という新聞広告まで出されたそうです。その後、別のレコード会社から終戦記念日の8月15日のこのアルバムが出されることになりました。今回の福島原発の事故をきっかけに、またこのアルバムの売り上げがのびているそうです。

また、同じ頃、清志郎さんは(公式には清志郎によく似た謎の人物ZERRYとされていましたが)1988年に結成して話題を呼んだ覆面バンド、タイマーズを結成して、やはり反原発、反核ソングなどを歌い、あちこちでゲリラライブをやって盛り上がりました。

3.11以降の今の世の中で聴くには、あまりにタイムリーすぎる曲の数々。
天国の清志郎さんはこの混乱の世の中をどんな風に見ているでしょうか。
もし彼が今生きていたら、何をするんだろうか、とふと想像してしまうのは、私だけではないと思います。

☆サマー・タイム・ブルース
お友達のカオリちゃんが、ライブバージョンをアップしてくれたので、私はカバーズのアルバムバージョンをアップします。清志郎さんが当時ファンだった高井麻巳子さん(元おニャンコクラブ)、そして泉谷さんがコーラスに参加しています。聴きどころは間奏のところの、三浦友和さんのセリフです。


☆原発賛成音頭
タイマーズで歌っていたこの曲。すごいと思うのは、このコンサート、その名も、福岡電気ホールという、九州電力のものと思われる会場で行われていること。今はもうこのホールはなくなってしまったようですが。お客さんも異常に盛り上がっている人と、かなりひいているような人が見受けられます。

by degorgerie | 2011-05-02 16:44

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