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パリの中庭でアコーディオン * 旅芸人の道


# by DegorgeRie | 2021-04-27 10:52 | パリの風景と音楽

Le chemin des forains * 旅芸人の道

Le chemin des forains / Jean Dréjac 

 

Ils ont troué la nuit
D'un
éclair de paillettes d'argent.
Ils vont tuer l'ennui
Pour un soir dans la t
ête des gens.
A danser sur un fil,
à marcher sur les mains, 

 
Ils vont faire des tours
à se briser les reins,
Les forains... 
 
Une musique en plein vent,
Un petit singe savant
Qui croque une noisette en r
êvant
Sur l'
épaule d'un vieux musicien
Qui, lui, ne r
êve de rien. 
 
Ils ont trou
é la nuit
D'un grand rire entrem
êlé de pleurs.
Ils ont tu
é l'ennui
Par l'
écho de leur propre douleur.
Ils ont pris la monnaie dans le creux de leurs mains.
Ils ont pli
é bagages et repris leur chemin,
Les forains... 
 


 
Leurs gestes d'enfants joyeux
Et leurs habits merveilleux,
Pour toujours, sont gravés dans les yeux
Des badauds d'un village endormi
Qui va r
êver cette nuit... 
 

Va rêver cette nuit
D'un
éclair de paillettes d'argent
Qui vient tuer l'ennui,
Dans le c
œur et la tête des gens,
Mais l'ombre se referme au d
étour du chemin
Et Dieu seul peut savoir o
ù ils seront demain,
Les forains...

Qui s'en vont dans la nuit... 

 

旅芸人の道 / ジャン・ドレジャック 

 

彼らは夜に穴を開けた

銀色のスパンコールが輝く夜に

彼らは退屈を押し殺してくれるだろう

一晩だけ人々の頭の中から

綱の上で踊り、逆立ちで歩く 

 

骨の折れるどさ回り、町から町を渡り歩く

旅芸人... 

 

風に舞う音楽

芸を仕込まれた子猿は

夢見心地でハシバミの実を噛み砕く

年老いた音楽家の肩に乗って

けれど当の彼は、夢なんか何も見ない 

 

彼らは夜に穴を開けた

涙が入り混じった高笑い

彼らは退屈を押し殺してくれた

自分たちの苦しみとひきかえに

からっぽの掌に小銭を握り

荷物をまとめ、また次の町へと向かう

旅芸人... 

 

Le chemin des forains * 旅芸人の道_c0085370_08065210.jpg


陽気な子どものおどけた仕草と

まばゆい衣装は

眠っている村の見物人たちの目に

永遠に焼きつけられる

今夜、村は夢を見る... 

 

今夜は夢を見るんだよ

銀色のスパンコールに輝く夜の

退屈を押し殺しにくる夜の

人々の心と頭の中にある夜の

けれど、道の曲がり角で闇の扉は再び閉まる

そして神様だけが知っている

彼らが明日どこにいるかを

旅芸人...

夜の中に消えていく... 

 

日本語訳:Rie


# by DegorgeRie | 2021-04-27 07:02 | いろんなポエム

Je suis comme je suis * 私は私

パリ20区の愛すべき帽子デザイナー、エステル・ラムースの思い出に寄せて〜

A Estelle Ramousse, notre chère modiste dans le 20ème à Paris,

qui est devenue une petite étoile le 2 avril 2021

:::::::::::::::::::::::::::::::::::

Je suis comme je suis / Jacques Prévert 

 

Je suis comme je suis

Je suis faite comme ça

Quand j'ai envie de rire

Oui je ris aux éclats

J'aime celui qui m'aime

Est-ce ma faute à moi

Si ce n'est pas le même

Que j'aime à chaque fois

Je suis comme je suis

Je suis faite comme ça

Que voulez-vous de plus

Que voulez-vous de moi 

 

Je suis faite pour plaire

Et n'y puis rien changer

Mes talons sont trop hauts

Ma taille trop cambrée

Mes seins beaucoup trop durs

Et mes yeux trop cernés

Et puis après

Qu'est-ce que ça peut vous faire

Je suis comme je suis

Je plais à qui je plais 

 

Qu'est-ce que ça peut vous faire

Ce qui m'est arrivé

Oui j'ai aimé quelqu'un

Oui quelqu'un m'a aimée

Comme les enfants qui s'aiment

Simplement savent aimer

Aimer aimer

Pourquoi me questionner

Je suis là pour vous plaire

Et n'y puis rien changer 

 


私は私 

 

私は私

生まれつきこうなの

笑いたい時は

そう、思いっきり笑う

私が好きなのは私を愛してくれる人

好きな人がその都度違ってたとしたら

それは私のせい?

私は私

生まれつきこうなの

これ以上どうしてほしいの

私にどうしてほしいの 

 

私は気に入られるようにできてるの

それは何も変えようがないこと

靴のヒールが高すぎる?

背中が反りすぎてる?

胸がごつごつしてる?

目の隈がすごく目立つ?

ほかにも何か?

それがどうかした?

私は私

気に入る人は気に入る 

 

何かいけないことでもある?

私の身に何が起こったかといえば

そう、私はある人を愛して

そう、その人も私を愛した

愛し合う子ども同士が

自然に愛することを知っていくように

愛する、愛する…

なぜ私に聞くの

私はあなたに愛されるためにここにいるの

そしてそれは何も変えようがないのよ 

 

日本語訳:Rie


# by DegorgeRie | 2021-04-17 07:06 | いろんなポエム

パリの名所でアコーディオン 〜モンマルトル〜


# by DegorgeRie | 2021-04-04 07:56

モンマルトル・ランデヴー

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パリの街はどうしてこんなにもレトロな回転木馬が似合うのだろう。
モンマルトルの麓、サン・ピエール広場にあるものは18世紀ベネチア様式の2階建てで、幌付きの馬車や木馬には優雅な装飾が施されている。人で言えば間違いなく100歳を超える年齢。博物館にあってもおかしくないような佇まいなのに、今でもパリの子ども達を現役で楽しませていることに小さな感動を覚える。
この広場から眺めるサクレクール寺院は、モンマルトルで一番フォトジェニックな場所ではないかとひそかに思っている。

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2001年公開のフランス映画『アメリ』はモンマルトルが舞台で、この回転木馬も登場する。
そびえ立つサクレ・クール寺院を映しながら右側からゆっくりとカメラがパンして、くるくる回る回転木馬を映す。手前には広場に置かれた公衆電話。電話の鳴る音がレトロなワルツに重なる。公衆電話の近くにいた女性が電話を取り、ニノに電話を取り次ぐ。電話をかけているのはアメリ。ニノが無くした証明写真コレクションの写真集を渡すためにシャイなアメリが考えついたスリリングな探偵ごっこなのだ。

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アメリで好きなシーンはたくさんあるが、中でもとりわけ心がはやるシーンがある。
モンマルトルの雑踏の中、道を渡るタイミングがわからず困っている盲目のおじいさんを見つけるアメリ。とっさにおじいさんの肘を取り、颯爽と誘導しながら、目の前に見える風景のすべてをありったけの想像力で説明しながら駅まで送り届ける。駅に着いたおじいさんはアメリの音声道案内によって昇天さながらの心持ちになる。
映画音楽を手掛けたヤン・ティルセンのアコーディオン曲がここでとても効果的に使われていると思う。
アメリとおじいさんが早足で歩く疾走感を表現する『La Noyée』という曲。観客も、あたかも自分がアメリに誘導されている気分になり、そして駅に着くと同時に音楽もぴたりと止む。

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裏通りの坂道や階段を歩いていると、ふっと異世界へ紛れ込んだような気分になる。
あの坂の向こうには見知らぬ風景が待っているかもしれないと思って、どんどん奥へ奥へと進みたくなる。
もしかしたらそこには運命の人が待っているかもしれない。
ワクワクする気持ちとドキドキする気持ちが折り重なる。
地図も持たず、ただ心惹かれるほうへ足を向けていくのが、旅の街歩きの最もロマンチックな楽しみ方かもしれない。

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# by DegorgeRie | 2021-04-03 03:42 | パリの風景と音楽