オクターヴのすきなもの

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更新ままならないいい加減な私のブログ。それでも毎回ほとんどコメントをくれるお友達が2人いて、その一人が写真家であり星亀のみゅうちゃんのお母さん、カオリちゃん。
こないだすごく久しぶりにカオリちゃんと電話で話しました。カオリちゃんの帰りを待って、こちらが午後3時、日本が夜10時の時に電話をかけたのですが、電話がつながってカオリちゃんの声を聞いたとたんに、ものすごい安心感を感じました。電話ってやっぱり偉大な発明品ですね。あらためて。
電話で話すと、メールでは話題にできないようなバカ話、笑い話、日常生活の諸々とかについて思いきりしゃべることができて、ああ、やっぱりリアルタイムでお互いの声を通じて会話するのは本当にいいな、と思いました。
カオリちゃんとの話題は、なぜかオクターヴとフレデリックの話題が多くなってしまうところがあります。
それは、カオリちゃんが、この2人のキャラクターを熟知し、素晴らしい分析力で洞察する数少ない人だからであり、時々2人についての愚痴の聞き役にもなってもらったりしているわけです。
こないだは、オクターブの夢の話になって、それをもとに、カオリちゃんが「飛行船にのって」というすごく夢のある記事を書いてくれたのですが、そのもとになったのがこの絵。日本の幼稚園の作品展に展示されているのを見て、いかにもオクターヴらしい発想だなあと思いました。
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最近、オクターヴの絵のモチーフは、だいたい飛行機や宇宙船など空を飛ぶ乗り物。そして、緻密な幾何学模様をちまちま描くのが大好きな様子。色づかいや形の面白さにいつも感心します。
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そして不思議なキャラクターの絵も。
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(おおきなおおきなおいもという本に出てくる恐竜をもとに創作した恐竜。あまりにも幾何学模様を複雑に描きすぎたために、途中で模様を描くのも色塗りにも挫折した)
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(もう半年以上前に描いためっちゃ性格の悪そうなトトロ)

人って集中している時って唇をとがらしていることが多いですよね。夢中になれるものがあるのって素晴らしい。このままのびのびと絵を描いていってほしいなあと思います。
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# by degorgerie | 2011-06-13 12:50 | Comments(8)

脱原発デモin Paris

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6月11日、パリで行われた脱原発デモに行ってきました。
この日、お昼過ぎまで別の用事があったので、急いで家に帰ってお昼を食べて、家族で出かけようとしたのですが、ひと騒動あって、結局一人で行くことになりました。
それというのも、オクターブが、出かける直前まで描いていたロケットの絵の続きを描くと言って、デモに持っていこうとするので、絵がぐしゃぐしゃになるし、描く時間はないからダメだよ、と言うと、すねて行かないとごね出したので、結局フレデリックがオクターブと一緒に家に残ることになりました。
そんなこんなで、開始時間の14時半から1時間近くも経ってから出かけることになってしまったので、みんなと一緒に歩くことはあきらめ、デモの終点であるパリ市庁舎前広場に行くことにしました。
私が到着した時には歩き終わった人達がすでに大勢到着していて、日本人の姿も大勢見かけました。
このデモの先頭では日本人の人達が集団で歩いていたそうで、署名運動などを行っている日本人の人達もいました。
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(私達は福島のために泣いています)

デモには初参加だったのですが、このデモのスローガン「原発いらん」という筆文字がインパクトがあり、ドクロマークやムンクの絵などを使って、怒りや恐怖や深刻さを訴えるビジュアルが多く掲げられていました。
また、ところどころ、地面に「フランスの原発地図」が貼ってあったのですが、これには、フランス国内の原発の位置や、使用済み燃料のストック場所(これが意外にもパリ周辺に何か所もあるのをはじめて知りました)などが示されてあり、原発大国フランスの現状を知るとともに、背筋が寒くなるのを覚えました。
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(原発は犯罪への道。即刻廃止せよ)

市庁舎前でのスピーチでは参加者は5000人とのことで、思ったよりも規模は小さく、市庁舎前広場も人が溢れかえるというほどの人数ではなかったです。
16時から行われたイベントでは日仏のグループによる和太鼓の演奏が盛り上がっていました。
ただし、お友達のカオリちゃんのブログを読んで感じた、新宿のサウンドデモの明るくはじけた様子とは違い、パリのデモは意外にも生真面目できちっとしていました。
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(デモのスローガンを掲げた大きな布の下にもぐって遊ぶ子ども達)
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(地下鉄の換気孔にテープを結びつけた現代アート風パフォーマンス)

私はインターネットからダウンロードした、著作権フリーのイラストをプラカードに貼って持って行ったのですが、途中何人ものフランス人の人に写真を撮らせて下さい、と言われ、この日本語はどういう意味か、と聞かれました。
ゴシック系のファッションに身を包んだ、日本語を勉強している学生のカップルに話しかけられたりもしました。
また写真を撮った後に「デモに参加してくれてありがとう」とどういうわけかお礼を言われたので、「当然のことです」と答えると、肩を何度もすくめながら「それはそうだけど、一般的にはそんなこともないのよ」と言いたげな態度で去って行った女性もいました。
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今回初めて参加したデモでしたが、強く感じたのは、政治的なデモでもやはりひとつのイベントなので、主催者の意向、コンセプトが大きく関わっているということ。音楽のコンサートと同じように、「盛り上がる」ということが非常に大きな要素であり、参加者や周りの人を巻き込んでどれだけ熱狂的になれるか、ということには工夫が必要なんだと思いました。
次回またデモに参加する時には、ぜひ自分自身ももっと熱くなって、参加者の一人としてデモを盛り上げたいと感じた一日でした。
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# by degorgerie | 2011-06-13 11:52 | Comments(8)

今やらなくて、いつやる?

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脱原発行動。今まで人まかせにしていてごめんなさい。
6月11日、私もパリで行われる脱原発デモに参加します。
午後2時半から4時、レピュブリック広場からオテル・ド・ヴィルまで。
私自身、デモに参加するのは初めてです。
日本で参加される方、パリで参加される方、時間差はありますが
思いをひとつに重ねましょう。
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# by degorgerie | 2011-06-08 07:55 | Comments(8)

小さな空

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青空みたら 綿のような雲が
悲しみをのせて 飛んでいった
いたずらが過ぎて 叱られて泣いた
こどもの頃を 憶いだした

夕空みたら 教会の窓の
ステンドグラスが 真赤に燃えてた
いたずらが過ぎて 叱られて泣いた
こどもの頃を 憶いだした

夜空をみたら 小さな星が
涙のように 光っていた
いたずらが過ぎて 叱られて泣いた
こどもの頃を 憶いだした

               小さな空/武満徹


この曲は武満徹さんが30代の頃に書かれた曲だそうです。
武満徹さんはかつて詩人になりたいと思っていたことがあったそうですが、
きっと、詩を詩としてでなく、曲として表現する道を選ばれたのでしょう。
この詩の中で個人的に好きなのは、「夜空をみたら小さな星が涙のように光っていた」
という部分です。
前回の記事に書いた遠藤奏恵さんの演奏をお届けすることができなくて残念ですが、
同じインストゥルメンタルの曲として、マリンバ2重奏の演奏をお楽しみ下さい。



                 
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# by degorgerie | 2011-05-19 19:05 | Comments(4)

レンヌ市でのコンサートのご報告。

4月21日に行われたレンヌ市での東日本大震災チャリティーコンサート。
このコンサートの発起人であるいづみちゃん、企画運営に携わった音楽事務所の方々、そして何より見に来ていただいたレンヌ市のみなさんのご協力のおかげで、無事終了いたしました。
みなさんに感謝の気持ちでいっぱいであるとともに、このようなコンサートやイベントを通して、これからも被災者の方々の生活を微力ながら応援していきたいと思っています。

このコンサートの様子を含めて、東日本大震災の被災者の方々へ向けて、海外から届いた哀悼と応援メッセージの写真記録が、「世界の“絆”グラフ」をいう電子出版の形で刊行になりました。69の国と地域からの108点の電子写真が見られるそうです。「~いるそうです」と書いたのは、私のパソコンでは残念ながら容量の問題なのか、ダウンロードできず見られないのです。
他の人に聞いたら、問題なくダウンロードできているようです。無料ですので、もしよかったら見てみて下さい。
☆世界の‘絆’グラフ

また、コンサートの映像が仙台のインターネットテレビ局で現在配信されています。
「レンヌチャリティーライブ」という映像をクリックすると、この日の出演者の演奏が12分くらいの映像に編集されて見られます。この中で、ハーモニカ奏者の奈美ちゃんと一緒に演奏しているのは、満月の夕べという曲と上を向いて歩こうです。
この日は他に、となりのトトロ、いつも何度でも(千と千尋の神隠し)も演奏しましたが、お客さんの手拍子がとても温かかったです。

私達のあとにソロでピアノを演奏された遠藤奏恵さん。こういう素晴らしい音楽家の方とお知り合いになれたこと自体、私にとってありがたい事だったのですが、特に心を打たれたのは、武満徹さん作詞作曲の小さな空でした。奏恵さんは、この曲の詩を読むと、子どもの頃を思い出してどうしても泣いてしまうと楽屋でおっしゃっていました。この短い詩を自らフランス語に訳したものを、演奏の前に読まれていました。技術的に難しいというような曲ではないけれど、一番心にグッときたのは、やっぱり奏恵さんの思いが一番込められていたからなのかもしれません。
4月の終わりにパリ13区でもこのようなチャリティーコンサートに出演させていただいたのですが、その時には奏恵さんの小さな空の演奏と同時に、書道家の女性がこの詩をお客さんの前で書くというコラボレーションが行われ、とてもよかったです。
あとから、この書道家の方に、私達の、上を向いて歩こう、の演奏を聞いていて、すごく書きたくなった、事前に知っていたら書いたのに、とおっしゃっていただいてとても嬉しかったです。私は昔から書家に憧れていたので、いつか本当にそういうコラボレーションをさせていただく機会があったら光栄だと思いました。

レンヌでのコンサートではまた、ブルターニュ在住の音楽家、ヴェロニク・ピロンさんの尺八に感動しました。
アコーデオンのように音そのものは簡単に出せる楽器と、尺八のように音そのものを簡単に出すことができない楽器との圧倒的な違いに初めて気づきました。
全身から力をふりしぼり、魂をこめて音を出す楽器。
そこから奏でられる音楽はとても神聖なものでした。そして、尺八の音色は私にとって、北国の厳しい冬や山々から吹きつける冷たい風のイメージ。
日本人でなくてもこんな風に日本人の魂を感じる表現ができるというのは驚きでした。
私はアコーデオンを始めた頃から、パリのミュゼット、ピアソラのタンゴ、ジプシージャズといった音楽を本場の音楽のように演奏したい、と思いながらやっていますが、そんな境地には到底たどりつくことはできません。

私にとって音楽は、遠くに見える虹みたいなもの。
どこまで追いかけていっても虹のふもとにたどり着く事は決してないと思うし、もっと上手になりたいと一生思い続けながらするものなのでしょう。
☆アリティーヴィー 仙台発インターネットテレビ局
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# by degorgerie | 2011-05-19 18:17 | Comments(2)