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訪日のお知らせ。

10月3日から11月28日まで里帰りが決まりました。
メールアドレス変更のお知らせと一緒にメールでみなさんにお知らせしようと思ったのですが、
メールソフトあるいはサーバーに問題があるようでまだみなさんに送りきれていません。
この場でお詫び申し上げます。

そして、「来日楽しみにしてます」とか「訪日のお知らせを受けました」とお返事をいただいた方々へ。
国外アーティストか大統領になった気分をありがとうございました(笑)。

一年ぶりの里帰りで、行きたい場所や会いたい人がたくさんいます。
見に行きたい展覧会、コンサートなどお知らせしますので、ご興味とお時間のある方は
ぜひご一緒して下さい。
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by degorgerie | 2008-09-25 08:53

フランスと日本の狭間で

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先週は、2種類の許可証を更新してきました。

ひとつはパリの地下鉄ミュージシャンの演奏許可証。
これは2003年の秋に初めて取得して、それからずっと春と秋、半年ごとに更新しています。
地下鉄ミュージシャンを管轄しているのは、地下鉄を運営するRATP(パリ市交通公団)が母体となったパリ11区のこじんまりとした事務所。地下がオーディションスタジオ、1階は待合室、2階が事務所という作りです。
ここで働いているのは、ムッシュー・ナゾという文字通りナゾのムッシューと若い女性の2人。
ナゾのムッシューの肩書はディレクター。感じは悪くないのですが、愛想は決してよくありません。ただし、彼の机の後ろを見ると、有名人とおぼしき人たちと肩を並べた写真が隙間なく貼られていて、かなりミーハーであることがわかります。
一方、事務を受け持つ美しい黒人女性はいつも、この雑然としたオフィスには不似合いなほどのファッショナブルな洋服を身にまとい、愛想がよく親切で、てきぱきした仕事ぶりです。
半年前にデザインが一新してスタイリッシュに生まれ変わった許可証。実はもうだいぶ長いこと地下鉄での演奏はしていませんが、来年くらいからまた始めたいという気持ちが出てきています。

そしてもうひとつの許可証は滞在許可証。
今回とうとう10年間有効のカードを手にすることができました。
結婚前は学生としての身分で、一時滞在許可証を最低でも1年ごとに更新していました。
結婚後は1年ごとの更新に、この結婚が偽装結婚でないという証明書類(2人が一緒に生活している証拠となる書類)をいくつも持って、夫と一緒に県庁に足を運びました。その面倒な更新を3回繰り返し、ようやく10年のカードを得ました。
アメリカのグリーンカードの審査はフランスの比ではないけれど、いったん許可されれば永住権が得られるわけですが、フランスにはそういうものは存在しません。

学生として来た最初の頃は、「自分は一時的に音楽を勉強しにフランスに来た日本人」という意識があったから、特に悩むことはありませんでした。
でも、フランスでの滞在が長くなるたびに、自分がどんどん国籍不明の存在になっていくような気がします。言葉の壁が大きいので、自分はこの国ではやっぱり外国人である、という意識が常にあります。また日本の情報にも取り残されているので、日本に帰れば浦島太郎状態。常にふわふわと地面から浮いているような気がします。

今、この頼りない自分の存在をかすかな糸でフランスにつなぎとめているこの許可証たち。
これからフランスでどうやって自分の場所を見つけていこうか、模索中の日々です。
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by degorgerie | 2008-09-19 23:29

パリのアコーディオニスト Rie のオフィシャルブログ


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