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パン屋さんの出前

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ギュロン家の別荘に滞在中、久々に、ヤラれた!と思う食べ物に出会いました。その名も、ボーヌ風ブリオッシュ。ボーヌというのはこの別荘の周辺にある地方の名前です。ブリオッシュというものに全く興味のなかった私でさえ、マーブル状に練り込まれたキャラメルがけアーモンドには一発でノックアウトされました。子供の頃食べた菓子パンを連想させる懐かしさがあって、ふわふわ生地とカリカリアーモンドのよく合うこと。20センチ程の長さのパンに少しずつナイフを当てて、あともう1センチだけ・・・とか言い訳しながら止まりません。
買い物が不便なここでは毎朝、トラックでパン屋さんの出張販売が来るのですが、このパンはそこで出会ったもの。家の外にいると近所を巡回中のトラックのラッパが時折「ファー」と聞こえてきて、もうそろそろだな、というのがわかります。
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今朝は、ギュロン家の人々がみんな野良仕事に出払ってしまったので、私がパン係をまかされました。わくわくしながら待っていると、ついに可愛いラッパの音とともにトラック登場。欲しいパンと数を告げてトラックの中を覗き込むと、運転席にいたのはなんととっても愛想がよくて美しいお姉さん。こんな女性が売りに来てくれるんだったら、きっとおじいちゃん達は、買わなくてもいいパンまでついつい余分に買っちゃうだろうなあ。お会計はツケといてくれて、ひと月に1度まとめてというのも嬉しい。
買物は車で行かなければならないような田舎でも、焼きたてのパンが毎日買えるなんて、さすがフランス。・・・でもよく考えれば、日本でも昔々はそうやってお豆腐なんか買っていたんだっけ。物が今みたいに溢れていなかったから、お店の方からやって来てくれていたのかなあ。
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by degorgerie | 2008-08-30 10:10 | Comments(6)

メイド・イン・ジャパン

先週末は三連休だったため、友達のギュロン家の別荘に遊びに行ってきました。
ここは、30年来になる夫の友達である陶芸家のクリスティーヌのお母さんが所有している別荘なので、私たちはたびたびご好意に甘えて泊まりに行っているのですが、初めて行った時はびっくりしました。
何がすごいって、まず広い。17ヘクタールの敷地は深い森に包まれ、野生のシカや野うさぎが住んでいます。小さなお城が1つと、小さな家が2つ、ボート遊びや釣りが楽しめる小さな湖とテニスコートと陶芸のアトリエと果樹園と野菜畑と・・・。田舎暮らしに憧れている人にはまたとない環境です。
私たちがお邪魔するのは春や夏が多いのですが、この時期、彼らは男女関係なく総出で働きます。広大な芝生の草刈り、倒木の除去、傷んでいる家屋の修繕など、膨大な肉体労働を淡々とこなします。農作業用のトラクター(フランスでもクボタが有名)もプロ並みに扱います。
以前クリスティーヌに、日本に里帰りするからお土産は何がいいかと聞いたら、「ぜひ軍手をたくさん買ってきて。日本の軍手は素晴らしい」と即答。陶芸家だから土を混ぜる時に使うのはわかるけど、なぜそれほど大量に?と思っていたわけが、ここにきて初めてわかりました。
先日母がこちらに遊びに来た時に彼らのために軍手を1ダース買って来てくれたので、お土産に持って行ったらみんな大喜び。夕食の時にまではめていた男の子がいました(肉汁でべとべとにしてたけど)。
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by degorgerie | 2008-08-21 23:58 | Comments(7)

きゅうりの行方

先日1年以上ぶりの更新が、どういうわけかきゅうりの話題だったのですが、その後の報告を少し。
週末に友人の別荘で食べるつもりで持って行ったきゅうりは結局食べずに持ち帰り、昨夜、我が家で食べてみました。ネットでレシピをあれこれ見て迷ったあげく、オクラときゅうりのひんやりスープときゅうりの中華漬けの2品を作ってみました。
スープはパパきゅうりを半分使い、輪切りにして塩もみしたきゅうりと、同じく輪切りにしたオクラを牛乳ベースの冷たいスープに浮かべるというもの。中華漬けは、ママきゅうりと子きゅうりの2本に塩をまぶし板ずりし、乱切りにしてからたれに漬け込みました。
ここから急に話は飛びますが、この板ずりって、はじめ固かったきゅうりが塩を擦り込まれて、次第に人間の肌をすりすりしているみたいに柔らか~くなってくる感じがちょっと気持ち悪くないですか?まるで雪山で死にかけてる人を見つけて「オイ!生きてるのか?」とか言いながら腕をさすっているうちに、あっちの世界に半分足をつっこんでいた人がこっちの世界に戻ってくるような感覚なのですが、私だけの妄想でしょうか。
さて、お味の方ですが、まずくはありませんでした。でも、きゅうりの持ち味を料理に生かすためにはもっと研究しなければならなそうです。もしくは、あまり凝った料理をするよりは、となりのトトロのメイちゃんみたいに、採れたてをガブッてまるかじりするのがいいのかも。
このきゅうり、切ってみると、皮の固さに対して中はめちゃくちゃみずみずしくやわらかいんです。そして、メロンの種によく似た種が結構たくさん入っています。
パパきゅうりがまだ半分あるので、楽しみがちょっと残っているのですが、ネットでレシピを検索していたら、にんじんと玉ねぎときゅうりの千切りをコンソメで煮てかき卵にするスープが紹介されていて、「駅前の喫茶店のランチについてくるスープをイメージしました」というコメントがツボに入って、俄然作ってみたくなりました。
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by degorgerie | 2008-08-19 09:54 | Comments(10)

きゅうり一家

アパートの管理人さんであるジロが一晩留守をすることになった。それで、夫が朝のゴミ出しを引き受けたら、そのお礼に家庭菜園で採れたきゅうりをくれた。
「パパとママとオクターヴに3人分くれたよ」って持って来たきゅうりを見て爆笑。なんだかほんとに3人がきゅうりに変身したみたい。
ユーゴスラビア人のジロは、「オオカミと7ひきの子やぎの、子やぎを6匹丸呑みしちゃったオオカミ」みたいなおなかをしている。人懐っこい笑顔とオチャメな性格。身体も大きいけれど、心も大きくて、私たち住人にとって、駆け込み寺のような存在。洗濯機が壊れた、水漏れがとまらない、など生活上の厄介事が発生すると、みな彼に相談するのだ。
さて、このきゅうり。あまりに可愛くてもったいなくてまだ食べてないけど、この週末、友人の別荘に持って行ってみんなでいただくつもり。どうやって食べたらいいかな。
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by degorgerie | 2008-08-15 09:19 | Comments(10)