2015年 11月 18日 ( 1 )

What A Wonderful World

私の愛すべき曲のひとつ、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」。
この曲には個人的に特別な思い入れがあります。

2005年6月。出産から3日後、退院の日は素晴らしい快晴でした。産院の扉から一歩外に足を踏み出した瞬間の例えようのない開放感。3日ぶりに見るお日様が、咲き乱れる花々や緑が、総天然色の映画のように一気に目の中に飛び込んできたことを思い出します。
迎えに来てくれた夫の車の後部座席に、しっかと赤ん坊を抱きかかえて座りながら、車窓を流れる美しいパリの景色や色とりどりの色彩を眺めていました。すると突然、「この素晴らしき世界」の美しいオーケストラが頭の中に大音量で流れ出し、それとともに涙が溢れ、今まで味わったことのない多幸感というものに包まれたのです。そんなことから、この曲は、子どもを授かった喜びとともに今でも私の心の大切な場所にあります。

1970年、ルイ・アームストロング、通称サッチモの70歳を祝って、彼のこれまでの業績の集大成として1枚のアルバムが収録されることになりました。その時に集まった大勢の後輩たちを前にして、サッチモは「この素晴らしき世界」のイントロで突然こんなスピーチを始めたのです。

君達若い連中の中にはオレにこう言ってくる者もいる
オヤジさん、"素晴らしき世界"ってどういう意味なんだい?
世界中で起こっている戦争も素晴らしいのかい?
飢餓や汚染はどこが素晴らしいんだい?

だけど、このオヤジの言うことも聞いてみないかい
オレには、世界はそんなに悪くない、と思えるんだ
オレが言いたいのはね 
世界は素晴らしくなる、そう思って行動すればってこと 

愛だよ、愛。それが秘訣さ
もっともっとオレ達が愛し合えば問題も減るし
世界はとびきりいいところになるんだ
それがこのオヤジのずっと言っていることなんだ

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木々は緑に輝き赤いバラは美しく どれも私たちのために 咲いている
そしてふと思う なんて世界は素晴らしいんだ

どこまでも青い空と真っ白な雲 光りあふれる日と聖なる夜
そしてふと思う なんて世界は素晴らしいんだ

七色の虹は美しく輝き 行きかう人々の顔も輝いている
友だちが手を取り合い 挨拶をかわし 「愛してる」と言っている

赤ん坊は泣き やがて育っていく きっとたくさんの事を学びながら
そしてふと思う なんて世界は素晴らしいんだ

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悲しい事、辛い事が起こる世の中であっても、明るい未来を信じていきたい。
今生きていられていることのありがたさを思い、家族とともにあたたかい食卓が囲める普通のことが、一番の幸せだということを噛みしめよう。
そして私に与えられた生をできる限り全うしよう。



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by DegorgeRie | 2015-11-18 19:18

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