2009年 03月 15日 ( 1 )

子育てってなんだろう?と考えさせられた出来事

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今、書店に並んでいる、ロハスキッズという育児雑誌に私たち家族が紹介されています。
「選んで幸せになる、フランスの子育て事情」と題された記事の中の「子育ては、音楽を奏でることに似ている」というところです。
取材の話があったのは2月。子供が週1回通っている日本人の幼稚園で、取材に応じてくれる日仏家族を探している、と理事の方から電話をいただいたのが水曜日。それから4日後の日曜日の朝、パリ在住の日本人ジャーナリストの南谷さんがドイツ人のカメラマンとその助手の方を連れて3人で自宅までいらっしゃいました。
フランスでの子育てとかバイリンガル教育についてなど、インタビューされるのだけど、全然言葉が出てこない。取材されることに慣れていないのもあるし、自分の考えをしゃべるのが気恥かしい。事前に何をしゃべろうとかほとんど用意していなかったのも原因です。
その点、フレデリックは、意見を求められると、たて板に水といった感じで、実に流暢に自分の意見を話せる。もともとおしゃべりなのもあるけど、自分の意見をしっかり論じるというフランスの教育を受けているから、こういう時に強いなあ、さすがだなあ、と思ってしまう。
その後、カメラマンさんのアイデアで、中庭の方に出て、写真撮影することに。アコーデオンも持って来てください、とこれまた想定外のシュチュエーション。カメラマンの方は、建物の中庭に入ってすぐに、この階段の壁のあたりがすごくパリっぽい、と感じたそう。
1時間ほどの取材はあっという間で、私は話したいことがちっとも話せなかったなあ、とかなり後悔。取材前に考えておくべきだったことを、取材が終わってから初めて、子育てってなんだろう、とか、こんな事話せばよかったなあ、などと悶々と考えたりして、ほんとに私らしい間抜けぶり。でも取材から1週間ほど経ってから、南谷さんから補足の電話取材があったため、そこでようやく少し自分の考えを伝えることができました。
それから1か月後。つい先日、南谷さんから掲載誌が送られて来ました。家族3人でどきどきしながら開けたのですが、うわー、思ってたより写真が大きい!この記事ではフランスで暮らす3組の家族が紹介されているのですが、私たちはその中の1家族。
こうやって記事を読んでみると、自分たちのことでありながら、自分たちの知らない家族の話のように感じられます。もちろんそこには、私たちが実際に言った言葉が散りばめられているのだけど、そこに編集の手が加わることでいかようにもイメージが変化することをあらためて実感。同じ素材を使っても料理人によってまったく違う料理ができるように、家庭菜園で採れた不揃いな野菜が、美味しいソースで料理されて美しいお皿に乗せられているみたいで、ちょっとくすぐったい気持ち。これを読んだ一般の人たちは私たちをどんな家族だと思うのかな。
そして今回、もうひとつ嬉しかったことは、南谷さんのようにフランスで活躍されているジャーナリストの方とご縁ができたこと。でも実は、この方は私が2年前から日本語を教えている男の子のお母さんとも知り合いであることがあとからわかりました。フランスの食に関する本を何冊も書かれている南谷さんは、最近、ある1人のフランス人が発起人となった「隣人祭り」を日本で広めようと活動されています。その活動を担う方たちの中には、あの「生物と無生物のあいだ」の福岡伸一さんもいらっしゃいます。私が昨年読んだ本の中で一番印象的だった本の作者です。
いろんな人が意外なところでつながっていておもしろいものですが、その鎖をたどっていくと、すべての人が隣人だったりするのかもしれません。
☆「隣人祭り」サイト
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by degorgerie | 2009-03-15 18:45

パリのアコーディオニスト Rie のオフィシャルブログ


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