2009年 01月 04日 ( 2 )

マシュマロちゃんとゆく、パリ新年の旅

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1月2日。コンコルド広場に期間限定で設置された大観覧車の上からの、エッフェル塔とコンコルド広場、そしてシャンゼリゼ通りの眺めです。
こんなゴージャスな新年の風景を味わえるきっかけになったのが、縁あって2週間ほど我が家にホームステイすることになったマシュマロちゃんです。

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マシュマロちゃんは、触り心地がまさにマシュマロな小さな犬のぬいぐるみ。アメリカの小学生5人組の小さなプロジェクトによって、2~3か月の間、世界を旅することになりました。
アメリカから日本経由でフランスの我が家に着いて、1月下旬にはまたアメリカに帰ります。
マシュマロちゃんを受け取った人たちはみんな、マシュマロちゃんにその街のいろんな景色を見せてあげ、写真とコメントを添えて、次の人に宅急便で送り、最終的にマシュマロちゃんの帰りを首を長くして待つ子供達の学校に送り返してあげる使命を仰せつかっています。
私達が留守だった大晦日に管理人さん宅にマシュマロちゃんが到着し、元旦の夜に初対面。翌日1月2日に早速、マシュマロちゃんにパリ観光を楽しんでもらうべく、息も凍る寒い街に繰り出したわけです。
せっかくパリという世界遺産の街に住んでいながら、近頃はすっかり観光を楽しむ新鮮な気持ちも失せてしまっていたのですが、マシュマロちゃんのおかげで久しぶりに家族で、オペラ、ルーヴル美術館、セーヌ川、チュイルリー公園、コンコルド広場まで、お散歩を楽しませてもらいました。

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地下鉄11番線Arts et metiers駅。このホームをデザインしたのは漫画家のフランソワ・シュルターという人だそう。SF映画に出てくる近未来的な船室を思わせます。
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チュイルリー公園に横たわる一本の巨大な倒木。フレデリックから、これは以前パリに大型台風が来た時に倒れた木をそのまま残してあるんだ、ともっともらしく聞かされていたのが、今回まったくの大ウソだったことが判明。ブロンズでできた立派なアート作品でした。
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チュイルリー公園にて。

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最後にたどりついたコンコルド広場の大観覧車は圧巻でした。大人9ユーロ、子供6ユーロの10分程度の小旅行ですが、幻想的なパリの夜の明かりを堪能できました。
今年のシャンゼリゼ通りのイルミネーションのポイントは、青い光のしずくが上から下にツーと落ちてくるようにデザインされたロマンティックな演出。
そして、現地では気がつかなかったのですが、あとから写真を見てびっくり。
なんと、イルミネーションの青、ヘッドライトの白、テールランプの赤が、凱旋門からコンコルド広場まで、見事にフランスの国旗トリコロールを描き出しているではありませんか!
イルミネーションの設計者もしくはパリ市はここまで計算しつくしてデザインしたのでしょうか?
それとも偶然?
驚くべき光のマジックに、今年一番のお年玉をもらった気分でした。
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by degorgerie | 2009-01-04 13:05 | Comments(20)

フランスの最も美しい村の大晦日

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80歳を超える義母の家は、ミネラルウォーターのボルヴィックや火山地帯で知られるフランスの田舎、オーヴェルニュ地方のIssoire(イソワール)という小さな町にある。電車だとパリから4時間ほどの距離である。
古い教会に面した広場には、年末年始だけメリーゴーランドなどの子供向けのアトラクションが遠くの町からやって来るが、とにかく小さな町なので、散歩するにも10分くらいで終わってしまう。そこで大晦日にちょっとドライブに行こうということになり、義母の家の車庫に眠る骨董級の水色の2CVに乗り込んで、USSON(ユソン)という美しい村に行って来た。
前回ユソンに行った時はまだ結婚前の夏だったが、遠くから見えるなだらかな山の風情がいかにも宮崎アニメに出てくる風景のようでとても印象的だったし、イエス・キリストを抱いた大きな白いマリア像が神々しかった。残念ながら、その時撮った美しい写真は、一昨年突然前触れもなく壊れたパソコンのハードディスクに眠ったまま、もう2度と見ることはできない。
USSONというのは、「フランスの最も美しい村」の一つに選ばれているという。
ウィキペディア(Wikipedia)によると、フランスの最も美しい村(仏 : Les plus beaux villages de France)とは、1982年に創られた協会によって選ばれた村のことで、その目的は質の良い遺産を多く持つ田舎の小さな村の観光を促進することにあるそうだ。
この村に選ばれるためには、いくつもの厳しい選考基準があり、人口が2000人を超えないこと 、最低2つの遺産・遺跡(景観、芸術、科学、歴史の面で)があり、土地利用計画で保護のための政策が行われていることなどが条件のようだ。
大晦日の村はすれ違う人もほとんどなく、ひっそりと静まり返っていた。USSONの村のシンボルは、昔の神話に登場するような怪獣。村のあちこちにある街燈のランプにこの怪獣がつけられていて、霧の中ではことさら絵になる。

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村から帰って来て、大晦日の夕食の準備。といっても、牡蠣とオマール海老とサラダとチーズという簡単な食事。オマール海老は前日に大型スーパーのカルフールに、活きたのを注文していたのだけど、取りに行ったらオクターヴがザリガニ、ザリガニ、と言って喜んでいた。

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ところで、フランス人がなぜか大好きなのがメリーゴーランド。パリの街中でもあらゆるタイプが見かけられるが、何もない田舎の広場にもバカンス時期だけ出現したりする。そして田舎で時間をもてあました子供連れは、大抵ここに集まるようになっている。
あっ、そうだ!昨年使い切らなかったメリーゴーランドの回数券、家の引き出しに忘れてきちゃった!でもまた来年使えばいいか、と思えるのもなんとものどかでフランスの田舎らしい。
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by degorgerie | 2009-01-04 11:53 | Comments(6)