脱原発デモin Paris

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6月11日、パリで行われた脱原発デモに行ってきました。
この日、お昼過ぎまで別の用事があったので、急いで家に帰ってお昼を食べて、家族で出かけようとしたのですが、ひと騒動あって、結局一人で行くことになりました。
それというのも、オクターブが、出かける直前まで描いていたロケットの絵の続きを描くと言って、デモに持っていこうとするので、絵がぐしゃぐしゃになるし、描く時間はないからダメだよ、と言うと、すねて行かないとごね出したので、結局フレデリックがオクターブと一緒に家に残ることになりました。
そんなこんなで、開始時間の14時半から1時間近くも経ってから出かけることになってしまったので、みんなと一緒に歩くことはあきらめ、デモの終点であるパリ市庁舎前広場に行くことにしました。
私が到着した時には歩き終わった人達がすでに大勢到着していて、日本人の姿も大勢見かけました。
このデモの先頭では日本人の人達が集団で歩いていたそうで、署名運動などを行っている日本人の人達もいました。
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(私達は福島のために泣いています)

デモには初参加だったのですが、このデモのスローガン「原発いらん」という筆文字がインパクトがあり、ドクロマークやムンクの絵などを使って、怒りや恐怖や深刻さを訴えるビジュアルが多く掲げられていました。
また、ところどころ、地面に「フランスの原発地図」が貼ってあったのですが、これには、フランス国内の原発の位置や、使用済み燃料のストック場所(これが意外にもパリ周辺に何か所もあるのをはじめて知りました)などが示されてあり、原発大国フランスの現状を知るとともに、背筋が寒くなるのを覚えました。
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(原発は犯罪への道。即刻廃止せよ)

市庁舎前でのスピーチでは参加者は5000人とのことで、思ったよりも規模は小さく、市庁舎前広場も人が溢れかえるというほどの人数ではなかったです。
16時から行われたイベントでは日仏のグループによる和太鼓の演奏が盛り上がっていました。
ただし、お友達のカオリちゃんのブログを読んで感じた、新宿のサウンドデモの明るくはじけた様子とは違い、パリのデモは意外にも生真面目できちっとしていました。
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(デモのスローガンを掲げた大きな布の下にもぐって遊ぶ子ども達)
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(地下鉄の換気孔にテープを結びつけた現代アート風パフォーマンス)

私はインターネットからダウンロードした、著作権フリーのイラストをプラカードに貼って持って行ったのですが、途中何人ものフランス人の人に写真を撮らせて下さい、と言われ、この日本語はどういう意味か、と聞かれました。
ゴシック系のファッションに身を包んだ、日本語を勉強している学生のカップルに話しかけられたりもしました。
また写真を撮った後に「デモに参加してくれてありがとう」とどういうわけかお礼を言われたので、「当然のことです」と答えると、肩を何度もすくめながら「それはそうだけど、一般的にはそんなこともないのよ」と言いたげな態度で去って行った女性もいました。
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今回初めて参加したデモでしたが、強く感じたのは、政治的なデモでもやはりひとつのイベントなので、主催者の意向、コンセプトが大きく関わっているということ。音楽のコンサートと同じように、「盛り上がる」ということが非常に大きな要素であり、参加者や周りの人を巻き込んでどれだけ熱狂的になれるか、ということには工夫が必要なんだと思いました。
次回またデモに参加する時には、ぜひ自分自身ももっと熱くなって、参加者の一人としてデモを盛り上げたいと感じた一日でした。
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by degorgerie | 2011-06-13 11:52

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