フランスの最も美しい村の大晦日

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80歳を超える義母の家は、ミネラルウォーターのボルヴィックや火山地帯で知られるフランスの田舎、オーヴェルニュ地方のIssoire(イソワール)という小さな町にある。電車だとパリから4時間ほどの距離である。
古い教会に面した広場には、年末年始だけメリーゴーランドなどの子供向けのアトラクションが遠くの町からやって来るが、とにかく小さな町なので、散歩するにも10分くらいで終わってしまう。そこで大晦日にちょっとドライブに行こうということになり、義母の家の車庫に眠る骨董級の水色の2CVに乗り込んで、USSON(ユソン)という美しい村に行って来た。
前回ユソンに行った時はまだ結婚前の夏だったが、遠くから見えるなだらかな山の風情がいかにも宮崎アニメに出てくる風景のようでとても印象的だったし、イエス・キリストを抱いた大きな白いマリア像が神々しかった。残念ながら、その時撮った美しい写真は、一昨年突然前触れもなく壊れたパソコンのハードディスクに眠ったまま、もう2度と見ることはできない。
USSONというのは、「フランスの最も美しい村」の一つに選ばれているという。
ウィキペディア(Wikipedia)によると、フランスの最も美しい村(仏 : Les plus beaux villages de France)とは、1982年に創られた協会によって選ばれた村のことで、その目的は質の良い遺産を多く持つ田舎の小さな村の観光を促進することにあるそうだ。
この村に選ばれるためには、いくつもの厳しい選考基準があり、人口が2000人を超えないこと 、最低2つの遺産・遺跡(景観、芸術、科学、歴史の面で)があり、土地利用計画で保護のための政策が行われていることなどが条件のようだ。
大晦日の村はすれ違う人もほとんどなく、ひっそりと静まり返っていた。USSONの村のシンボルは、昔の神話に登場するような怪獣。村のあちこちにある街燈のランプにこの怪獣がつけられていて、霧の中ではことさら絵になる。

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村から帰って来て、大晦日の夕食の準備。といっても、牡蠣とオマール海老とサラダとチーズという簡単な食事。オマール海老は前日に大型スーパーのカルフールに、活きたのを注文していたのだけど、取りに行ったらオクターヴがザリガニ、ザリガニ、と言って喜んでいた。

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ところで、フランス人がなぜか大好きなのがメリーゴーランド。パリの街中でもあらゆるタイプが見かけられるが、何もない田舎の広場にもバカンス時期だけ出現したりする。そして田舎で時間をもてあました子供連れは、大抵ここに集まるようになっている。
あっ、そうだ!昨年使い切らなかったメリーゴーランドの回数券、家の引き出しに忘れてきちゃった!でもまた来年使えばいいか、と思えるのもなんとものどかでフランスの田舎らしい。
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by degorgerie | 2009-01-04 11:53

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